詩人:ふわり
クシュン
クシュンと鼻を震わせ
真ん中から下
日に焼けた腕には
ちいさな芽をいくつも育てた
そのうちいつも熱にうなされるの
いくらメアリが口を尖らせても
いくら頬を膨らませても
うなづきながら
また服を脱いだ
いつも好きなように生きて
きっとさいごの日も
変わらず
楽しそうにしていることでしょう
そしてメアリは
そんな彼を
愛しそうに見つめる
いつだってそう
―毎日が冒険
宝探し―
にっこり笑って
ぴょんぴょん着いて行く
きっとさいごの日も
きっとそう
2008/05/13 (Tue)