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詩人:葉月
木枯らしが通り抜ける街角で
冬の寒さに似た記憶また甦る
何もない冬の空見上げれば
温かいあなたの声や温もり
鮮明に映し出されて
手を伸ばしても
冬の空気抜けるだけで
貴方の背中は
遠くはかないまま
もし願いが叶うなら
もう一度貴方に逢いたい けれど
いくら願っても届かない この想い
幸せになる術なんて山ほどあるけれど
貴方なしに幸せなんて掴めない
ねぇ聞こえませんか?届きませんか?
まだ同じ空の下 コンクリートの上
貴方はあれから幸せですか
ねぇこんな寒い夜だから
繋いだ右手忘れられない
もう一度貴方と温もり分け合いたい
偶然よ 運命よ 出会わせて
時よ遡って