詩人:MOO
私はいつも
貴方の胸の前らへん
ここが私の特等席
静かな寝息をたて
無垢な顔で眠る貴方を
いつも 夜が明けるまで
貴方の腕のなか 眺めていた
ふと 眠れずに居る
私に気付いて
頭を撫で キスをくれる貴方が
愛おしくてたまらなかった
一分一秒でも長く
貴方の顔を眺めていたくて
一分一秒でも長く
貴方の温もりを感じていたくて
寂しくて 眠れない夜
瞳を閉じれば
いつでも貴方が居てくれたあの頃
もうじき
貴方の居ない
三度目の冬がくるよ
瞳を閉じた
私の前に広がる世界は
いま 暗闇でしかないよ