詩人:屡華
僕は声を張り上げる部活をしてるんだ。それを初めて知った君は 次の日の放課後にのど飴をくれたよね。今まで僕は人前では泣かなかった筈なのにポロポロと涙が溢れてた。ごめんね、君は驚いて謝ってたけどすごく嬉しかったんだ。あののど飴、美味しかったよ。嗚咽を上げた僕の 枯れかかった喉には丁度良い潤いあののど飴、美味しかったよ。君は僕の心まで潤す事ができるんだね。ありがとう。あの日から 毎日のど飴をくれる君へ僕から最大の感謝を込めて。