詩人:しゅんすけ
倦怠感は止どなく押し寄せる確実に蝕まれていく肺と弱り切った粘膜で保つ消化器官はもう悲鳴すらあげない眠気を理性で否定して衰えた判断力を限界まで引き伸ばす自分の体と無機質な人工物しか触らなくなった指先は拒否する気力もないようだ私の輪郭は崩れ去り型に嵌った者達が褒めたたえる事すらも滑稽ではなくなった誰も気付かない実のところ私が変わってなどいない事に誰も気付きはしないのだ