詩人:安曇
小さな心に秘密が一つ
ゆっくりゆっくり
痛んでく
小さな心に不安が一つ
ゆっくりゆっくり
支配され
小さな心に切なさ一つ
ゆっくりゆっくり
締めつけられる
恐くて仕方がない夜を
誰にも悟られないように
小さな君は
笑顔の仮面で隠してる
仮面の下で笑いながら泣きながら
必死にふざけ馬鹿になる
小さな心に叫びが一つ
誰かに
愛されたいだけだ
笑顔の仮面が悟られた
小さなあの子にも
秘かに期待をしている
何を?
小さなあの子は
震えながら泣きながら「好き」と言った
小さな君の
重くて苦しい仮面が割れた
小さな心に希望が一つ
ゆっくりゆっくり
癒されていた