詩人:evans
人びとに安らぎを与える
ひとつの あかり
人びとに郷愁を感じさせる
ひとつの あかり
ちょうちん
線路の下の歓楽街で
夏まつりの会場で
都会のビルの谷間で
蛙の歌声響きわたる
田舎まちで
今夜もこの星の
何処かで
さまざまな人の
さまざまな想いとともに
淡い明かりが放たれる
「ひとのために明かりを燈せば
わがまへ あきらかなるべし」
ひとつの出会いが
ひとつの言葉が
子どものこころを
大きく変える
未来を担う子どもたちが
そして われわれ大人たちが
みんな みんな
より善く生きるために
きょうも
慈愛の提燈として
ひとり一人を
照らしゆく・・・