詩人:天照大御神
さよならと笑顔で別れた夜は
一人でひっそり泣きました
最後の日
もう降りることのない駅で
遅刻しそうになりながら駆け足をした
もう君を見ることはないね
長い時間をかけて築いた信頼関係は
無くなったわけじゃなくどこへいくのかな
君の後ろ姿
何度も見た
風はいつもどおりふくし
いつもと同じように時を刻むのに
どうしてどうして
こんなに悲しいのだろう
君の代わりはいないから
時が忘れさせてくれるのを待つしかない
最後の帰り道
君は隣にいるのに
涙が止まらなくて
絶えず笑い話をしてた毎日が嘘のように
言葉は無くて
君は戸惑いながら笑っていた
君達に忘れられるのが恐くて
風化されるのが恐くて
ぼくは戸惑いながら笑ってたんだ