詩人:どるとる
きらめくような またとない景色を
いつか いつか あなたの心のキャンバスに描こう
忘れられたように転がる
靴の片っぽ
思い出とは記憶の片隅に放られた花
笑いながら 泣きながら日は昇っては沈む
明けては暮れる 繰り返す無限ループ
きらめくような またとない景色が
やがて やがて あなたの心を埋めつくす
いくつものその時を繰り返しては
いくつものその時がまたひとつ
夜の向こうへ 朝の向こうへ消えてく
きらめくような またとない景色を
いつか いつか あなたの心のキャンバスに描こう。