詩人:高級スプーン
膝を折っては
空を見るのか
そこがどこだか
理解らないのに
空を見上げてしまうのか
あの世を信じる信じない
それ以上の何か
名前を知っているけれど
祈る理由に言葉は少なめ
無口なのはお外だけ
お内の中で叫んでいます
それはそれは
大きな声で
あなたを吠えて
それから先へ
この足は向かない
生きている
その真っ最中に
欠けてしまった
未知がある
反応が少しでも欲しいと
黙闇の中
閉じた瞼にノックを待って
手と手が触れても
あなたは居ない
自分好みに書き換えた
離さない記憶が残るだけ
2006/08/19 (Sat)