詩人:さみだれ
私は
青い電波の
細い細い橋を
よたよたと歩く
君は
橙の風に
髪をなびかせ
東の方を見ている
延々続く
夢の終わりに
どうか幸せな
ピリオドを
、
世界が
私や
君を
蔑ろにして
変わらず
回り続けるなら
私は
世界を
ないものとして
生きようと思う
君は
そのとき
私を見限るだろうか
、
やがて
蔦の絡んだ
白い手紙が
君の枕元に
いつの間にか
存在するだろう
それは
もう終わりだよって
そう詠われた
詩
、
なんてことない
私と君の
夢です
。
2012/12/10 (Mon)