ホーム > 詩人の部屋 > 甘味亭 真朱麻呂の部屋 > 渡しそびれた愛してる > 投票

甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 「渡しそびれた愛してる」への投 票 〜


[97871] 渡しそびれた愛してる

詩人:甘味亭 真朱麻呂


なみだ瞳にため込んで目を赤くしてる
君はまるでウサギのようだな
夕焼け空に約束した
君とこのまま変わらぬ愛のまま
未来には人から羨ましがられるくらいの
夫婦なろうねって
誓ったんだ

あの日の僕は半ば無理矢理に
先の見えない未来に自分勝手な妄想をおり交ぜながら
少し世界を甘く見ていたのかも…

だから僕は君との約束すら
果たせないほどにずい分悪いことやってきた
きみを傷つけるような言葉を平気で吐いたし
人が変わったみたいに自分でもなんか
訳が分からなくなってて気が付くと
僕はいつも君の頬に平手をくらわせていた
こんな僕はまるっきりダメなパパだ
お腹の子もきっとそう思ってるに違いない

別れ際 あの日と同じ夕焼けにあの日と同じシュチュエーション
映画のように動き出す他人行儀な悲しい場面(シーン)

ほら 何だっけ
言わなくちゃ…
言わなくちゃ……

君に今一番伝えたいコト
謝罪も感謝もぜんぶ詰まった大事な一言
……渡しそびれた愛してる!!

2007/03/09 (Fri)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -