詩人:メロンソーダ
適当で口ばかりの僕は
世界一格好悪くて
ストゥールに座る僕のコンバースは地面にべったりくっついていて
君のプーマのサッカーシューズは宙ぶらりんで
君が預けた煙草のフィルターは少し湿っていて
ライブハウスの地べたに座る君
横に座れと僕に指示して
君とのあいだはこぶし一個分で
言えない言葉
心の中で何度も君に語りかけて
僕はまた飲み物をこぼして
いつものようにJRがみつからなくて
別れ際なかなか離れられなくて
僕は世界一格好悪くて
僕は自分が大嫌いで
かっこよくなりたくて
僕は君を
そっと見つめてるんだ