詩人:中村真生子
「1年間お疲れさま」と
仲間とお昼ご飯をいただく。
若竹汁に始まり
お造りや菜の花や葉ワサビなど
どれも地元の食材を使った
手作りの品々。
「わー、モサエビだ!」
「頭から殻ごと食べられるんだよね」
「これ、なに?」
「らっきょうじゃな?」
「でも、ちょっと違うよね」
お店の人に尋ねれと
「野蒜(のびる)」とのこと。
年を経るほとに
こんな料理がありがたく…。
年を経るほどに
こんな時間がありがたく…。
ここに
こうしていることに
しみじみと感謝する。
2012/03/31 (Sat)