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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 「手のひら」への投 票 〜

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[97900] 手のひら

詩人:甘味亭 真朱麻呂


君は優しい人だから僕に優しくしてくれる
でもその優しさに僕は甘えすぎていたのかもね
あんまりにも心地よくて
僕はいつもメロメロさ

今日のケンカの熱は一日経てば
冷めているよ忘れているよ
ケンカをしても二人はヤッパリ一人じゃ淋しいから
すぐに気づけば仲直り
きっと僕たちはそれほどにつながっているのさ
切っても切れない運命の糸で

僕の手のひらが君の手のひらよりも
大きくできてるのは
僕が男だからじゃない
きっと君を守るため
悲しいとき涙するとき抱きしめて包んであげるために大きいのさ

だから今夜もほら
君を抱きしめるよ
君の手のひらは小さいけど
スゴく暖かくて優しい手をしてる
それはきっと女の子だからじゃない
きっと君が優しい人だからさ
優しい人の手のひらは優しい形と大きさをしてる

抱きしめたら
つぶれてしまいそうでも
優しく抱きしめたら
すっぽり胸に納まるんだね
暖かいな
優しさのによいがする。

2007/03/10 (Sat)
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