詩人:どるとる
それはまるで飼い慣らした寂しさ
それは まるで呼吸をすることを忘れた
誰かの戯れ言が 今日も空っぽを満たす
ラブとスマイリー 忘れないで
その時の痛みを 或いはかすかな希望を
窓に差し込んだ光を
昨日 今日 明日
繰り返す日々の向こう
誰かの 影が 猿のマネをして
いつかの涙や笑顔を
かたどるように
下手くそなパントマイムでごまかせばいいさ
あとは簡単
仕上げを待って
夜明けの空に 街に
あの 思いの傍らに
世界を 描けば 寂しさなんて ただのモチーフ。
2015/06/13 (Sat)