詩人:山姫
朝日を浴びる帰り道わずかに残る雪の中に緑が顔を見せていたまだまだ肌寒いけど気持ちは暖かく冬の終わりをかすかに感じたかつての白い雪は着色され最後には見えなくなるでもそれは消えた訳ではなく春に咲く草花へ命を送っているからだ誰かの心が自分に染み渡るように冬の雪が春の草花に染み渡ってゆく