詩人:快感じゃがー
「冷たい唄、うたわないで」
やさしい光
差しこんで
浮かびあがる
君の顔が
なんだかとても
人形のように・・・
うごかない
心もこの手も
巻き戻したはずの
時計も
祈りだって
もしかして
2人は
どこまでもよく
似てるのかな
切ないねと
泣いた
いつかの日
夕焼けに映して
閉じこめた
だけどいま
わたしは帰らない
帰れない
戻れない
約束は
終わりを告げたでしょう?
どうしてまた
溢れだす
みるみるうちに
流れてく
この雨に濡れて
溶けたなら
2人溶けたなら
しあわせかしら
正しい世界が
見つかるかしら
だけどいま
わたしは忘れたい
忘れたい
忘れられない
心を揺さぶるのは
いつだって
あなたなのに
抱きしめてくれるのも
ねえ
あなたなんだもの
すべてをいっぺんに
捨て去るのは
こわいから
都合のいい理屈だけ
しまって
歩きだそう
足跡にまいた
かなしみの種も
いつかは
愛に変わるから
だからほら
さよならって
笑ってみるの
鏡の中のわたし
すがすがしい顔で
空を見てる
不思議だね
指折り待った
救いは
もう来ないけれど
いつだって
願ったのは
きみのことだけでした
今度こそ
ほんとのほんとに
サヨナラ!
冷たい唄はもう
わたしの耳には
聴こえないよ