詩人:リコ
オイルの切れたライターみたいだ引きだしの中に溜まっていくそれを捨てれないでいる夜を越すのが苦手だ目を瞑れば笑ってしまうほど意味のわからない夢を見るいないはずの君が僕を見ている助かる方法を知らされないまま朝を迎えスライスされた空間から動けずにいる時間だ気の抜けたコーラを飲み干す教科書を捨てたのは他ならない僕だった湿ったコンクリートに舌打ちをしても雨は止むまで降り続ける