詩人:どるとる
てくてくと世界を見渡していたら
何が正しいかがわからなくなってきた
地球の裏の海の向こうではまた違う正しさがある
色も形もない掟に縛られて身動きとれずにいるなら
決まりきった額からはみ出そう
道を 外れよう レールの上を歩くのも
そろそろ飽きたから
ページの向こうへ旅に出よう
地図さえもない宛のない
物語のはじまりはじまり
地球儀回して ふと考える
僕は何があっても僕だということを思い出して
少しうれしくなる
少し悲しくなる
満たされていく
この思いは何だろう
決まりきった額からはみ出そう
道を 外れよう レールの上を歩くのも
そろそろ飽きたから
ページの向こうへ旅に出よう
地図さえもない宛のない
物語のはじまりはじまり
君だけのショーの幕開け
生きる楽しさを忘れないで。