詩人:亜紅亜
家に帰りつく… 鞄を投げ出して 崩れるように座り込む そして考えるのは… ううん… 何も考えられない… 助けて欲しいただ一心で貴方にメールを送る… そのあとはダムが崩壊したみたいに涙を流す… 自分が生きていると実感するために自分自身を傷つける… でも…最後には自分を殺そうとする… そんな時に貴方に送ったメールが返ってくる… 虚しく響く着信音… 私は…凶器を手から離す… また…貴方に助けてもらった… その嬉しさと まだ私が生きている… 悲しさが胸の中を渦巻いている 貴方からのメールを開く… 貴方には会えないし 声を聞くこともできないそして、顔さえも知らない… でも、貴方に出会ったあの日から何度貴方に救われたか… わからない… 貴方にいつも私が言う無機質な言葉はすべて私の伝えたい思い… 貴方からのメールが私を救う… でも、私は…貴方に何かをしてあげられていますか…? 貴方の足枷になってはいませんか…? そう思っても… 助けて欲しい一心でまた…貴方にメールを送ってしまう… ありがとう… そしてごめんなさい…