詩人:孤 花
ぼくらは走っていた知って知って知り続けようとしてただひたすら流れに乗り続け咳き込み続けそれでも走り続け得たものを知ることはなく失ったものに気付かずただそれが落ちないように安定を保ち平均台から落ちないように力を振り絞り続けただ何故か漠然と疑問が追い掛けて来たし不安や焦りを駆り立てられることがあったそう走ってる内に何かが壊れていった何かを踏みつけたことにさえ気付かなかったんだ