詩人:どるとる
雨は昨日のうちにやんでしまった
覚えているのはあのどしゃ降りの音
痛みだけが 残されたのならば
僕達は もう笑うことすら難しい
このまま何処までも優しく流れる
君の髪のような 緩やかな時の流れ
さよなら 僕は今
少しずつ 変わる
色も形も昨日とはまるで違う僕になる
遠くから差し込むささやかな 兆し
ドアを開けて 世界をあとにしよう
昨日はもう何処にもないよ
思い出は辛い場面さえ見せるなら
さよならをしよう あまりにも僕は
多くの思い出を 愛しすぎたみたいだ。
2015/09/28 (Mon)