詩人:老女と口紅。
恋あらば コウロギの音(ね)と 頬杖と 今宵の月に 酔うてもみるや短歌物語/-農夫に恋したお姫様-貴方の笑みよそのままに包まれてゆく切なさは胸の奥まで焦がしゆき高鳴る鼓動は祈りへと月の元へと届けられ丸き鏡はあの人だけを静かに優しく映し出す思い起こせば セツナクテ声が聞けたら アイタクテ見つめられたら フレタクテ‥その先もその先もまた欲しくなり想いは果てなきお姫様想いは果てなき お姫様