詩人:どるとる
なだらかに落ちていく雨粒をただ見つめていたら通りすぎたはずの悲しみが今さら 僕を濡らすさっきまでの街並みが死んだように静かだ誰かと誰かの思いが繋がってまたひとつになる待ちくたびれたように夕暮れを待ってる僕がしてきたすべてはを何ひとつ 間違いじゃないと思いたいただそれだけで気持ちひとつぶん 心のお腹が空いたような僕の前を歩いていたはずの夕暮れは いつの間にか僕のはるかずっと後ろを歩いてる。