詩人:こうさぎましろ
食らいつくように
キスしてるとき
赤ん坊もこんな気持ちかな、と思う
愛しくてそれが全てで
なければ生きていけないもの
何度も目薬をさす
ドライアイは
潤う心とウラハラだけども
愛してるイタみが
辛辣なら
それも習慣化するから
私に合わせたキスなんてしないで
“寒そうだったから”
ほんとの気持ちが見えないまま
裸の私を抱きしめている
でもそのフィーリングは
素敵だと思った
眠るとき
温かみをそばで感じるそれは
代え難い安心感
ひとときの退行
つかの間の幸せ
2009/03/04 (Wed)