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詩人:ハト
雨がたくさん降って
退屈しているきみを見るのは
それなりに楽しかったよ
今日は、なんてきれいな青空
きみは気付いたかな
いつもよりも緑が濃くなっていたことに
そんなものを見て
いろんな事を思い出す
「わたし」ってやつは
やっぱり、思い出で出来ているんだなぁ
なんて
わたしときみ
や
わたしを知る他の人がいて
わたしを思い出してくれる限り
わたしがわたしとして
ここにいることが出来るんだなぁ
と
きみの思い出の中に
わたしはあるんだよ
思い出の中で
わたしは生きているんだよ
わたしは思い出で出来ているんだよ
ああ、
なんて透きとおっているんだろう