ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > ナイトスイミング > 投票

どるとるの部屋  〜 「ナイトスイミング」への投 票 〜

  • どるとるさんの「ナイトスイミング」に投票します。
  • 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
  • ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。

[189876] ナイトスイミング

詩人:どるとる


夜の明かりがビー玉みたいにはじけた

遠くの街ではいつぞやの雨をまだ引きずってる

ためらいの言葉を浮かべたよ水面に
すぐに沈むけれど

電車の窓に映る景色がスライドみたいに 移り変わる

スナップフィルムの記憶が
通りすぎた思い出映し出せば

割りきれないことばかりだ
こんな毎日はもうたくさんだ

僕の下手くそなバタフライで
なるべく波を立てないように泳ぐ

つまらない 誰かが引いたレールの上を
ただなぞるように歩く日々の情けなさ

50メートル切ったあたりで息を切らして
息継ぎして見上げた世界にご満悦

「退屈も見方によっては幸せ」だと
気づいてしまった僕はもう岸には戻れない。

2015/11/16 (Mon)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -