詩人:アい兎たヲ
歩いて来た筈の足跡は何時の頃からか見えなくなったあたしは随分と此処にいるようだ遠い記憶は彩を増し酷く整った世界を見せつける貴方が差し出したラズベリー酷く甘い味がしたそれがもう偽りの記憶だと気付けずにあたしはあたしの過去を修正し続ける理想の想い出そんなものがあればあたしは今此処に独りでいる筈も無いというのに