詩人:あいく
彼の歌声はとてもとても小さかったのですでも彼はそれをあまり気にしませんなぜならば傍を行き交う人の耳に偶然届くこともあるでしょうし彼の歌を聴いたいと思う人ならば彼の傍に寄って耳をたててでも聴いてくれるでしょう沢山の人に届かなければいけないそんな決まりが世の理でもないでしょ傍らに寄る人に届けばいいのだと彼はそんな歌を歌いつづけるのです。。。