詩人:山姫
君のいないこの場所はとても広くて僕は怖くなる
君と過ごしたこの世界は責め立てるように過去を思い出させる
「ちょこちょこ歩く君を守りたくていつも車道側を歩いた」
「いろんな顔が見たくて時にはいたずらをした」
「君の願いを叶えられなかった自分が悔しかった」
君の笑顔が好きだった
君の仕草が好きだった
君の側にいるだけで良かった
君が 好きだった
一番大好きだったんだ
君のいないこの場所は誰も無口で私は不安になる
君と過ごしたこの世界は名残惜しむように過去を思い出させる
「キラキラした景色を伝えたくていつも君の周りを歩いた」
「無防備な顔が愛おしいくてたまにおどかした」
「わがままばかり言って君を困らせた」
君の声が好きだった
君の匂いが好きだった
君の横にいるだけで良かった
君が 好きだった
一番大好きだったよ
「今までありがとう。もう戻れないけど」
「同じ場所では生きていけないけど」
『いつも愛してくれた君の事は絶対に忘れないよ』