詩人:微笑人
落ちていく気配空中を手で仰ぐように「ソレ」をふりはらう階段をとにかく下り気温は下がる動けなくなる頃に「ソレ」が扉の前で待つ滑り込むように入った雪 雪 雪 その先に「果て」そして「ソレ」は言う『凍エ、トドマルカ。オビエ、振リ返ルカ。声ヲ出セズトモ、我カラ逃レルカ。』息がくもった。タ ス ケ テ