詩人:愁心
君は行ってしまった。あの垣根の向こう。僕の知らない誰かのもとへ。君は行ってしまった。あの垣根の向こう。僕が手を伸ばしても届かないところへ。君は行ってしまった。あの垣根の向こう。僕の知ることのできない世界へ。僕は一人ぽっち、ひざを抱えてまるくなる。僕は一人ぽっち、涙が一粒…流れて落ちた。