詩人:杳子
誰かにつけられた値段が
私の価値だって思ってた
ただ過ぎてゆく時間に
あなたを濡らしながら思ってた
いつかあなたが買ってくれたコート
もうボロボロで着れやしないわ
いつかあなたが言ってくれたような
私は今はどこにもいないの
私はコラージュ?
あふれ返りそうなその他を切って
いいえ 私が知ってる私はあなたじゃ計れないの!
あなたがつけた値段が
私の価値だって思ってた
いつかあなたが吐き捨てたセリフ
もう思い出したくもないわ
いつかあなたも分かるでしょう
私を決めない私が価値って
私はコラージュ?
あふれ返りそうなその他を切って
いいえ、私が知ってる私はいつもここにあるの!
感じてよ とても慎重に
私を切り貼りなんてしないで!