詩人:清彦
こんなはずじゃなかったはずだ僕は全てを思い出し始める眼球をひんむいて取り残されたまんま立ち尽くすしかいずれ思い返すだろうこの悲劇の動機を一歩一歩上るたび俺が空っぽになり始める思い通りに時は動いていたのに空を陰が覆い始める何も間違ってはいなかったんだ喧騒を掻き消す 脳裏を過った疑問オレハ ダレダこうなることは解っていたはずだ僕は全てを思い出し始める眼球をひんむいて取り残されたまんまもう立ち尽くすしか