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[190170] ありふれているということ

詩人:どるとる


手のひらの温かさに気づいた僕は

当たり前という大切な宝物を手にした

なんでもない片隅に咲いた花の名前さえ知らない僕はまだまだ死ねない

ありふれているということの 具体的な事はいつまでも

置き去りのまま 僕は答えを出すことをしないでいる

でもほんとの幸せはただ泣いて 笑って

そして たまに喧嘩して そのくらいがいい

魔法がなくてよかった 便利すぎなくてよかった

ちょうどいいくらいの面倒くささで

重たい荷物を運んでるくらいが 僕らしい。

2015/12/11 (Fri)
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