手のひらの温かさに気づいた僕は当たり前という大切な宝物を手にしたなんでもない片隅に咲いた花の名前さえ知らない僕はまだまだ死ねないありふれているということの 具体的な事はいつまでも置き去りのまま 僕は答えを出すことをしないでいるでもほんとの幸せはただ泣いて 笑ってそして たまに喧嘩して そのくらいがいい魔法がなくてよかった 便利すぎなくてよかったちょうどいいくらいの面倒くささで重たい荷物を運んでるくらいが 僕らしい。
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