どるとるの部屋
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[190286] 猿が考える人類学
詩人:どるとる
四角い窓の向こう通りすぎてく景色が
手の届かない場所に飛ばされていく
今日が終われば今日は昨日になるように
明日という名の未来もやがて 通り過ぎる駅
今は目の前にあっても いずれははるか後方に揺れる蜃気楼
人類の祖先が 猿だった頃に 最初に踏み出した一歩は
猿にとっては何でもない一歩も 世界を変えるほどの一歩だ。
2015/12/19 (Sat)
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