詩人:花
目に映った事が
¨真実¨だった
耳で聴いた事が
¨真実¨だった
探していた裏側の¨真実¨は
¨願望¨だった
受け止めきれない
弱い私がみせた
¨願望¨だった…
気付いていた
解っていた
気付かない振りをして
解らない振りをしていた
一分一秒が
¨愛しさ¨で
一分一秒が
¨悲しみ¨で満ちていた
このまま夢の中で
幸せを演じていたかった
眠りから覚めることが
怖かった
冷たい手を思い出した
一番近い人から
冷たい手を思い出させて貰った
そう
手は 誰よりも冷たかった
その手を温めようと
必死だっただけなのだ
2010/12/12 (Sun)