詩人:羅憂里
雨の音に打たれて感傷的になってただけじゃあ、なににもならない。僕は変わったんだ、この春に 全て脱ぎ捨てて、新しいもの身に纏った それは欲張りなのかもしれない、嘘つきなのかもしれないそれでも過去を振り捨てたとしても、結局現在ここにあるのは、確かに自分だった過去を全部含めて、僕そのものだっただから。どんなときでも、僕は認めてしまうのだろう、可愛がってしまうのだろう、こんな、駄目な、自分を。あの過去なんて、風に流して。