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[87332] 寒い冬を超えるために

詩人:ジャガー


空っぽに創られた

色も無く無機質な

記憶がホラ…胸の中

君が微笑みかけるから…


流れ出た幼い涙は

怒りを忘れ、目を閉じて

意味の無い想いの

わずかな光をあきらめた




どんな苦しみや痛みさえ

記憶は優しすぎて

やわらかく僕を

連れ去ってしまうから

今も歌うんだよ

愛を歌うんだよ

君の事を…





絡まり合った糸を解く仕草に 未来をたどる子供のような わずかな望み温めて 誰も映らない瞳閉じたまま 寒い冬を超えよう 君を想って…




遠く微かに見える

日の当たるあの場所へ

飛んで行こう

ひとり記憶を握り締めて






空っぽに創られた

色も無く無機質な

記憶がホラ…胸の中

君が微笑みかけるから…

2006/10/10 (Tue)
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