詩人:まとりょ〜鹿
寒くて 寒くて
独りぼっちが嫌なのよ
だから貴方に来てほしい。
私の側で 私の為に
温かい飲み物を差し出して
温かくなるまでくっついててほしい。
雑音だらけのこの街だから、
思いを逃さず伝えたい。
電話じゃ駄目なの
今から貴方にメールを入れる。
真っ赤な鼻から溢れそうな汁気を
寸前まで出さないように堪えながら
この携帯でメールを打ちます。
冬の街並みの隙間風は
私の指先を凍らせて、
貴方に伝えたい思いを
なかなか伝えさせてはくれません。
寒さなのか
歯がゆさなのか
私は地団太踏んでます。