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[125287] ある明け方の呟き

詩人:弘哉

なんだかんだ言いながら
今日もまた眠れなかった
日が登り出す時間まで起きていてしまった

寒い

足の爪の先が凍りそうだ
身体を小さく折り曲げて丸まって
それでもちっとも暖かくなりやしない

ああいっそ
このまま凍えてしまえれば
心さえも凍てついたなら
思考をやめ
そうして眠りに堕ち
そのまま目が覚めなければいいのに

深い眠りの底で消えてしまえれば
そうすればいっそ
潔いかもしれない

ただ気づいてほしかった
寂しかった
悲しかった

温かい両腕に包まれることを望んだわけじゃない
ただ気づいて
優しくなでてもらえれば
それだけで
笑顔になれただろうに



寒い

2008/04/26 (Sat)
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