詩人:シンラ
かじかんだ指キラキラ瞬くアスファルトこぼれる白い息群青の空とグレイの雲羽ばたく鳥の影つよく輝く一番星おいてけぼりのマフラー薬指が破れた手袋雪の匂いが染みたニットオレンジに滲む昨日いつかの夜のホットココア息を切らして走る道路彼方に佇む街の灯りふと仰げば一番星