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詩人:山鳩
ぼくはあのころにもどりたい
たいむましんにのって
あのころのきみのめのまえにあらわれて
ごめんそれにありがとうと
そのことばをつたえたい
きみのこういをうけいれることができず
やさしいきみを
つめたくあしらってきらっていた
ちゅうがくせいのぼくのこころは
まだまだみじゅくで
そんなきみのたいせつなきもちを
だいなしにしてしまった
まわりのくらすめいとから
ひやかされてうわさされて
それがいやでどうしようもなく
ことばもかわさずめもあわさず
むししつづけていた
あれからおおくのときがながれた
いまかのじょは
あたたかなかていをもって
しあわせにくらしていることだろう
そしてぼくのことなど
すっかりわすれて
あたたかなにわのしばふのうえで
ほほえんでいることをだろう
ぼくはときどきおもいだして
そうねがっている