詩人:どるとる
久しぶりに泣いたのは いつのことだったか一切の光を受け付けない心は 雨に打たれたよう今日と明日の間に死が笑う待ちくたびれたような 終わりのない 待ち合わせはいつまで退屈な時間を 僕に与えるのかいつまでもわからないものは 残されて真っ白な頭に浮かぶ 見えない明日の世界灰皿の上で悩ましく煙を立てる 吸殻社会の縮図のように広がる窓向かいの眺めしとしとと 降る雨が濡らす 手足を路地裏のレジスタンス憂鬱な 界隈割りきれない 毎日幸せはまもなく死んだ。