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どるとるの部屋


[7409] 窓向かいの眺め
詩人:どるとる [投票][編集]


久しぶりに泣いたのは いつのことだったか

一切の光を受け付けない心は 雨に打たれたよう

今日と明日の間に死が笑う

待ちくたびれたような
終わりのない 待ち合わせはいつまで
退屈な時間を 僕に与えるのか

いつまでもわからないものは 残されて

真っ白な頭に浮かぶ 見えない明日の世界

灰皿の上で悩ましく煙を立てる 吸殻

社会の縮図のように広がる
窓向かいの眺め

しとしとと 降る雨が濡らす 手足を

路地裏のレジスタンス
憂鬱な 界隈
割りきれない 毎日

幸せはまもなく死んだ。

2016/02/22 (Mon)

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