久しぶりに泣いたのは いつのことだったか
一切の光を受け付けない心は 雨に打たれたよう
今日と明日の間に死が笑う
待ちくたびれたような
終わりのない 待ち合わせはいつまで
退屈な時間を 僕に与えるのか
いつまでもわからないものは 残されて
真っ白な頭に浮かぶ 見えない明日の世界
灰皿の上で悩ましく煙を立てる 吸殻
社会の縮図のように広がる
窓向かいの眺め
しとしとと 降る雨が濡らす 手足を
路地裏のレジスタンス
憂鬱な 界隈
割りきれない 毎日
幸せはまもなく死んだ。
2016/02/22 (Mon)