詩人:どるとる
とりとめもない会話でつなぐ時間
途切れそうな思いを再び結び直す
言葉になんかできそうもないから
似たような気持ちで空いた穴を埋めるよ
目を閉じて広がる目の覚めそうなブルー
そつなくこなす仕事 散らかしては片付ける毎日
どんな絵の具を混ぜ合わせても作り出せない
夢の続きを 探してさまよう心が見つけ出した色彩
こぼれた雫は どんな音を鳴らすだろう
痛みをはらんだ幸せが降る街で
忘れることなんか出来そうもないから
せめてちっぽけな優しさであたためあう
目を開けたままで見る夢の中にいる
どうやら今が引き際と知る 背中で語るのは涙
空に続くくらい長く果てしない階段をのぼる
踏みしめるほどに味わい深くこの身に染みる色彩
かみしめるほどに なぜか確かな手応え
悲しみの向こうに明日が見える
そつなくこなす仕事 散らかしては片付ける毎日
どんな絵の具を混ぜ合わせても作り出せない
夢の続きを 探してさまよう心が見つけ出した色彩。