ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 1999年の夏 > 投票

どるとるの部屋  〜 「1999年の夏」への投 票 〜

  • どるとるさんの「1999年の夏」に投票します。
  • 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
  • ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。

[191066] 1999年の夏

詩人:どるとる


寝惚けたように ぼんやりとして目覚めた朝に
カーテンを まず開いて こぼれる光に包まれる

白紙のままの 思い出の片隅に
咲くように 影落とすあなたの笑顔

まるで 今も昨日のように僕をあの日に返すよ

真新しく あるべきものの形をそっと
縁取って 変わらないままのあの仕草を
ストロボで焼きつけた季節よ

短すぎる命は蝉時雨 そっと夏を 染めた

神社の長い階段 川に流した送り火

二度と咲かない花火 たくさんの夜店

すべての 景色があの日の僕を 覚えてる

だから 涙が 溢れ出すんだろう。

2016/03/06 (Sun)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -