詩人:どるとる
いつか生まれたばかりの僕が手にした物差しでこの世界を見ていた目盛りを この世界に合わせてみても世界は 合わせたそばからずれてゆく手のひらが杯ならそこに注ぐのは時でこぼれないように或いはこぼさないようにするさ幾重にも連なるDNAの螺旋階段を伝い届く僕の遺伝子番号この先を 知ることはできない僕には永遠を生きれない僕は途中でリタイアさ幸せを望むなら永遠なんていらない百年でも多いくらいだ この感情は邪魔だ。